育毛健康生活日記

健康や育毛や美容について

人間の体はよくできています

脳細胞は、1日に数万個ずつ壊れているといわれています。
そんな勢いで壊れ続けていたら、早晩、脳細胞はなくなって
しまうのではないかと心配です。
けれど、実際には脳細胞は全体で1000~2000億個もありますし、
そのうち実際に使われている脳細胞は、全体のわずかに3%だと
言われています。
障害にわたって毎日数万個ずつ壊れるとしても、脳全体で見れば、
ほんの数%に過ぎないのです。とはいえ、脳細胞がそれを上回る
速さでどんどん壊されてしまえば、認知症が生じることはたしか
です。
ところが人間の体というのは、本当によくできているものです。
海馬と呼ばれる部分に幹細胞が存在し、神経細胞を再生すること
が最近の研究で明らかになりました。
ただし不摂生を続けていれば脳細胞は増えません。どんなときに
いこの脳細胞が増えるのかというと、なんと「飢えと寒さ」にさ
らされたときだというから驚きです。
飢えや寒さといった危機の状態におかれたときにこそ、人類の生
命力は活性化するということです。本当に人間に潜在する底知れ
ぬパワーには驚かされます。
海馬の働きをひと言でいうと、脳の中で記憶の取拾選択です。睡
眠のゴールデンタイムと呼ばれる夜の10時から午前2時までの間
に海馬の中では最近の記憶が生理されています。
夢とは、実際の体験を順不同につなぎ合わせたものです。だから
支離滅裂で意味は通じませんが、まったく体験したことのないも
のは登場しません。フロイトは夢判断の中で「夢とは抑制された
願望と潜在思考の合わさったもの」といっています。
たとえば、フランス語をしゃべれない人は、フランス語をしゃべ
っている夢を見ることがないように、寝ている間に自分が実際に
体験した記憶の中から、必要な情報、保存しておかなければなら
ない情報だけを取拾選択し、いらない記憶をどんどん捨ててしま
うという働きをします。
しかし、心配には及びません。ここで捨てられた記憶は、意識下
では忘れられてしまっても、大脳皮質にちゃんとしまわれていて、
何かきっかけがあれば引き出せるようになっています。コンピュ
ータで情報を削除しても、復旧しようとすればメモリーのどこか
に見つけ出すことができるのと似ています。人間の体というのは、
どこまでもよくできているのです。

ここで口臭チェック法

私たちの口の中は、唾液の細菌力によって雑菌の増殖が抑
えられ、口臭が起こらないような仕組みになっています。
唾液中のリゾチームという酵素が細菌の細胞壁を溶かし破
壊してくれるのです。
生き残った雑菌も唾液と一緒にゴクンと飲みこまれ、ほと
んど胃酸によって死滅しています。逆に唾液の分泌が低下
すると、口の中の自浄作用が弱まって雑菌が増え、口臭の
発生に結び付いてしまうのです。

朝起きたときは誰でも口がにおうものです。
これは、寝ている間に唾液の分泌量が減って殺菌力が低下
し、口の中の雑菌が増えるためです。
そのほか、口やのどの渇きを感じた時、空腹時、ストレス
がかかって緊張したときなどにも分泌量が減るので、口臭
が発生しやすくなります。
また、食生活の乱れはとくに口臭をひどくします。朝食を
抜くことが多かったり、規則正しい食事ができなかったり
すると、唾液の分泌が促進されず、口中の雑菌はなかなか
減ってくれません。
体内環境を弱アルカリ性に保つことが、口臭、体臭を防ぐ
ポイントになります。偏食が多く、バランスの悪い食生活
を送っていたり、アルコールやタバコの摂取量が多いと間
違いなく口臭や体臭に大きな影響がでます。
また、口内や体内が酸性に傾くと、口臭・体臭が強くなる
ばかりか、さまざまな内臓疾患の原因にもなります。
口臭の有無や強弱は立派な健康のバロメーターなのです。

ここで口臭チェック法をご紹介します。ひとつでも当ては
まれば要注意です。

1.朝食を抜くことが多い

食事をとらないと唾液の分泌が悪くなります。

2.よく噛まないで食べる

食べかすが口に残りやすく、消化も悪くなります。よくか
んで唾液の分泌を促しましょう。

3.硬いものより柔らかいものが好き

奥歯には唾液を分泌するスイッチの役目があります。奥歯
やあごをよく使って食べるようにしましょう。

4.緑茶や紅茶よりコーヒーが好き

口中のph値が酸性になり、細菌が繁殖しやすい状態に。
空腹時に飲むととくに口臭が強くなります。

5.水分をあまり摂らない

口の中が乾きやすくなります。こまめに補給し、口中をうる
おすように心がけましょう。

6.気がつくといつも口が開いている

口呼吸になりやすく、口の中が乾きやすい状態に

7.あまりおしゃべりをしない

おしゃべりをして口を動かすことで唾液の分泌が盛んになりま
す。

8.1日中エアコンを使っている

自律神経の機能が低下し、唾液の分泌が悪くなります。

9.夜更かしをすることが多い

自律神経の働きが乱れて、唾液の分泌が抑えられてしまいます。
こまめに水分補給をしましょう。

10.ストレスをためこんでいる

自律神経のバランスが崩れ、ダイキの分泌が低下しやすくなります。