酒は百薬の長
タバコは血管を収縮させますから、血管にとっては喜ばしいものではありません。血行が悪くると体に様々な悪影響を与えます。抜け毛にもつながります。
しかし、アルコールは別です。適量の酒は気分をリラックスさせ、血管を開きます。
適量の目安としては、1日に30グラム以下で、ビールなら大瓶1本、日本酒は1合、ワインならグラス1杯という程度でしょう。
それ以上に摂取している人は、血管の健康のためにも、アルコールの量を減らすように努力をしましょう。
そして、週に2日くらいはお酒を飲まない日を設けるようにしましょう。 アルコールには、血管を開く効果があるだけでなく、体によい成分を含んでいるものもあり、その1つが赤ワインです。
かなりの動物性脂肪を摂取しているにもかかわらず、心筋梗塞を患うフランス人が少ないのは、赤ワインに含まれているポリフェノールの効果だといわれています。
ポリフェノールには、体を酸化から守り、血管を若返らせる効果があるのです。
現在では、ワインを好む日本人が増えていますから、ポリフェノール効果の恩恵にあずかっている人はたくさんいると思います。
ポリフェノールとは、植物に含まれている色素、あるいは渋みや苦味成分のことで、アスパラガスに含まれるルチンやブルーベリーに含まれるアントシアニンなどはポリフェノールの仲間です。
日本で昔から親しまれている食品にも、ポリフェノールの仲間が含まれているものがあります。
たとえば、大豆や豆腐に含まれるイソフラボン、緑茶に含まれるカテキンやタンニンがあげられます。
諸外国に比べると、日本の喫煙者は多いそうですが、その割に心筋梗塞が少ないのは、有効成分を含む緑茶を飲み、大豆食品を食べているからだとも言われています。
緑茶の恩恵を得るには、茶葉をそのまま摂るのがよいので、抹茶がおすすめです。
煎茶の場合は、急須に注いだ最初の一杯で有効成分が出きってしまうので、血管のために飲むのなら、茶葉を頻繁に変えるようにしてください。